肝胆膵の病気

主に肝臓・胆のう・胆管・膵臓の病気です。

次のような症状のある方は、当院にご相談ください。

○腹痛、皮膚や目は黄色い、尿が濃い、便が白っぽい など

○検診異常(肝機能異常 など)

○B型肝炎やC型肝炎が陽性


肝機能異常

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、なかなか病状がすすまないと症状にあらわれません。検診で肝機能異常が指摘されていたけど、症状がないからといってそのまま、放置しておくと気が付いた時には病気が進行していたということもあります。

肝機能異常を引き起こす病気は様々ありますが、指摘されたら、血液検査や腹部超音波検査などでの原因検索が必要です。

原因によっては、治療が必要になる病気もあります。


B型肝炎・C型肝炎

B型肝炎・C型肝炎を指摘された場合、抗ウイルス治療の適応になる場合があります。

症状がないからといって、放置してしまうと、肝硬変や肝臓がんへと進行してしまう可能性があります。

当院は肝炎患者の診断や治療方針の決定を行う東京都肝臓専門医療機関に指定されています。

お気軽にご相談ください。


胆のうポリープ

胆のう内にできる隆起した病変の総称です。基本的には良性の場合がほとんどで、長期間にわたって、変化しないことが多いです。

しかし、胆のうポリープの中には悪性のがんが存在することもあり、胆のうポリープを指摘された場合は、精密検査を行い、良性の診断でも腹部超音波検査での定期フォローが必要です。


胆石症

胆のうや胆管に石ができて、時に痛みなどの様々な症状を引き起こす病気です。

痛みや症状を伴わないことも多いため、腹部超音波検査によって、はじめて指摘される場合も多いです。

症状がない場合は、経過観察でよいですが、痛みなどの症状や炎症所見がある場合は、治療が必要となります。


胆管がん・膵臓がん

初期の段階では、ほとんどの場合が無症状であるため、発見が難しいことが多いです。

そのため、早期発見をするためには、定期的な血液検査や画像検査(腹部超音波検査、CT検査や

MRI検査など)が必要です。

最近、皮膚や目が黄色くなった、尿の色が濃い、便の色が白っぽい、背部痛があるなどの症状がある方は、お気軽にご相談ください。


その他

その他、肝胆膵疾患として下記の病気があります。何か気になる症状がありますようでしたら、当院にご相談ください。

・急性肝炎

・肝血管腫

・胆のう壁肥厚(胆のう腺筋腫症)

・急性膵炎、慢性膵炎

・急性胆のう炎、胆管炎

・膵のう胞 など